『表恋歌』

いつもの時間、いつもの場所で待つのは師匠だから、
という事もあるがそれだけではない。

「草薙さぁ〜ん、焼きそばパンとコーヒー牛乳買って…きましたっ!」

息を切らしながら走って来るアイツが、
俺を見つけた時に見せる笑顔が堪らなく好きだ。
息を整えながら真吾は、買ってきた授業料を俺に差し出す。
毎日同じ事の繰り返しのようだがコイツが来る度に
その日その日が違って見えるのが不思議だ。

「今日も焼きそばパンかよ、しけてんなぁ…」

そう言いながらもさっさと封を開け食べ始める京を見ながら真吾は嬉しそうに眺める。

「購買の焼きそばパンはいつも人気で毎日買えるのって凄くラッキーなんですよ!」

更に眩しい笑顔で自分の手柄を報告する真吾。
京は興味がないという風に「ふーん」と一言洩らしただけであった。

実は真吾がいつでも買えるように京が購買のおばちゃんに頼んで
毎日一つは必ずキープしてもらっているというのはここだけの秘密だ。

「じゃっ!今日も修行、宜しくお願いしますっ」

「まぁ頑張れや〜」


こんな平和な日々がずっと続けば良い。

いつかこの気持ちをお前に伝えよう。

いつか。

END?



突然なんだよ!?みたいな内容ですみません。
これには深い訳が…!!
表があるモノには必ず裏があるんですよ…
某方に捧げます(笑)


裏恋歌(*微エロ血みどろグロ注意*)

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